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「ほんじつ、ごご8時、すりばち島にながれ星がふります。」
テレビの声に誘われて、りんごの木と一緒にながれ星を見に行くことにした、ロボットのランスロット。海のクジラの助けを借りて、無事すりばち島に到着。島のふちにのぼって、ながれ星を待ちます。
そして午後8時ちょうど、ながれ星が降りだします。見開きいっぱいに描かれたながれ星に心から感動!! ページを開くと、自分もランスロットたちとながれ星を待っていたかのように、思わず歓声があがります。このシーンは何度見ても美しく、飽きることがありません。
ランスロットとりんごの木が、落ちてきたながれ星にバッテリーをつなぎ、星に乗って空をかけまわるシーンもお気に入り。ランスロットたちと一緒に空を飛んでいるような、爽快な気持ちになります。最後は2人が衝突して、海へ落ちそうになりますが、クジラがナイスキャッチ!! クジラにのってすりばち島を後にします。
登場人物は、ロボットとりんごの木とクジラという、一風変わった組み合わせなのに、すんなりと物語の中に入ってしまうのが不思議。
たむらしげるさんの作品には、ほかにもロボットのランスロットが登場するものがありますが、実はこの絵本が初登場です。「こどものとも」で発表後、リブロポートから1996年に発行されて以来、長いこと絶版になっていたけれど、人気サイト「復刊ドットコム」の投票により、復刊が決定しました!
永久保存版として手元に置いて、ながれ星が降る不思議な夜を、何度も堪能してください。
(山内麻友美)
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