「きりんのあかちゃんは、どんな形で、どんな風に生まれてくるのだろう」。
この絵本は、冒頭のエピソードのように飼い猫が、作者の寝床に入ってきて子どもを産んだ経験から、動物の出産について興味を持ち、それについての作者の疑問に答えるかたちで作られました。キリン、ゾウ、カバ、サイ、パンダ、コウモリなど様々な動物の出産が描かれています。
「どの赤ちゃんもみんな、お母さんが生み出してくれたのは、おんなじだ。生きるために生まれてくるのはおんなじだ。」というメッセージの通り、このイラストのお母さんたちの表情を見ていると、生まれ方はさまざまでも、動物も人間も同じ思いでこの世に生み出された、同じ「いのち」なのだなということが感じられます。
巻末に、この本の編集協力者である上野動物園・小宮輝之園長より飼育員として動物の出産を見守る立場からコラムが寄せられています。
(鬼澤裕子)