抜けた歯をまくらの下に入れて寝るといいことがあるかもしれないと言われていた、むかしむかしの遠い国のお話。ある魔女が、せっかく集めた歯がたくさん入った袋を落としてしまいました。前代未聞の事件に、魔女たちは特別会議を開き、このうっかり魔女に手伝いをつけることに決めました。小さな魔女ちちんぷいです。
心やさしいちちんぷいは、子どもたちの味方をしたいと考えます。集めた歯を使って、うっかり魔女がやろうとしている醜い計画にも、納得がいきません。「もっといい方法はないかしら?」
そうして素敵なアイデアを思いついたちちんぷい。いつのまにか服は白く輝き、翼がはえてきて……?
歯が抜けた子どもたちに、ちょっとした楽しみを与えてくれる、かわいい絵本です。あなたも歯が抜けたら、ぜひ、ちちんぷいを呼んでみてね。
(雪 朱里)