ある日、なんと図書館にライオンがやってきました。図書館にはライオンが入ってはいけないという決まりはありません。ライオンが絵本の部屋のおはなしを聞いてはいけないという決まりもありません。ライオンは、おなはしが好きなようです。終わってしまうと、もっととさいそくするように、大きな声でほえたのですから。
図書館長は言いました。「しずかにできないのなら、でていっていただきます。それがきまりですから!」悲しそうなライオン。そばで聞いていた女の子が言いました。「しずかにするってやくそくすれば、あしたもおはなしのじかんにきていいんでしょ?」「ええ、いいですとも。」それからライオンは毎日図書館にやってくるようになりました。ところがあるとき、思いがけない出来事がおこり…。
もしライオンが来る図書館があったら、とても素敵ですね。図書館にはライオンも来たくなるような、不思議な魅力があるのかもしれません。
(鬼澤裕子)