|
幼い頃、家やお城をつくったり、並べて電車を走らせるなど、いろいろと遊んだおもちゃ“つみき”。そのつみきが「実は生きていて、こんな風にニコニコ、ドキドキしながら一緒に遊んでくれていたのかも?」と思わせてくれる絵本です。
本を開くと、あざやかな緑色のバックに黄色のつみきがひとつ。そして、ふたつ、みっつと高くつまれていきます。ひげがあるのはパパつみき、ほっぺがふっくらしているのはママつみき?
よっつ、いつつ、むっつ……。つみきはどんどん高くなっていきます。
ななつ、やっつ、ここのつ、とお。最後に三角のつみきがつまれて、ぱちぱち、拍手。笑顔のつみきたちにうれしくなります。
ところが、てんとうむしがてっぺんにとまってしまいました。つみきたちは思わぬ事態に目を丸くして固まってしまいます。そして……
ゆらゆらゆれて、「あっ、あぶない。どうしよう!」と思っているうちに、「がっしゃーん!!」
「あーあ。せっかくつんだのに……」なんて声が聞こえてきそうです。でも、大丈夫。だってつみきは何度でもつんであそべるから。では、もう一度。てんとう虫さん、今度はジャマしないでね。
(遠藤邦恵) |