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タケシの世話役だった作間さんが、当時の思い出を語る……
2006年11月 増補改訂版発売
無人の南極で、奇跡的に生き延びた、2頭のカラフト犬タロ、ジロのお話は有名ですが、実は、もうひとつの話、こねこが第一次越冬隊員とともに南極に渡っていたのをご存じですか。この絵本は、越冬隊員とともに南極に渡ったこねこのタケシの実話です。
空き地で生まれた5匹のこねこ。中でも5匹目のねこは、きかんぼさん。ある日、動物愛護協会のおばさんが、空き地を通りかかり、このこねこを拾っていきました。そして、おばさんは、そのこねこを南極越冬隊員にプレゼントしたのです。
こねこは「タケシ」と名付けられ、船の中でも元気いっぱいでした。でも、南極では寒さに震え、犬たちの訓練や仕事をただ見守るだけ。
ぼくにだって何かできる・・・。ぼくにしかできないことが、きっとある・・・・・・。
タケシは、疲れた隊員のひざにのったり、寒くてふるえている隊員の寝袋に入ったり、時にはお得意のポーズを披露したりと、タケシなりの方法で、隊員たちの心を癒し、隊員たちにとっても愛されました。
動物とのふれあいは、人の心を癒します。そして、そのふれあいを描いた絵本を通じて、子どもたちは命の尊さ、やさしさを感じることでしょう。
日本に帰ってきて、タケシがどうなったか、それはぜひ、絵本でお楽しみ下さい。
南極第一次越冬隊員・タケシの世話役であった、作間敏夫さんが当時の写真、当時の思い出をこの絵本に寄せてくださいました。タケシのお話と一緒に、南極の自然の厳しさ、昭和基地でのタケシや犬たちの様子も、ぜひ、お楽しみください。
(棒田 明子) |