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色は、いつ、どうやってできたの? 子どものそんな疑問に、アメリカを代表する絵本作家アーノルド・ローベルが“色の始まり”をお話にしました。
むかしむかし、世界には色はなく、人々も魔法使いも「はいいろ」の世界で暮らしていましたが魔法使いは、「はいいろ」の世界がイヤになり、地下室にこもって、魔法の薬を作ったり、呪文を唱えたりして過ごしていました。
ある日のこと、魔法使いがいろいろなものを混ぜていたら、「あおいろ」ができ上がりました。人々はでき上がった「あお」で、森、鳥、車、家など、すべてのものを「あお」で塗ってしまったので、世の中は「あお」一色になってしまいました。
「あおのとき」は初めは良かったのですが、人々はだんだん悲しい気持ちになり、笑いが消えてしまったのです。「これは、大変だ!」。魔法使いは「何とかしなければ」とまた、地下室に行って、いろいろなものを混ぜてみました。
次にできたのが「きいろ」、その次が「あか」。人々は新しい色ができ上がると、その色ですべてのものを塗ったのです。でも、一色だけの世界は、決して素敵な世界ではありませんでした。
魔法使い何度も何度も色を作っていると、「あお」「きいろ」「あか」の色がつぼからがあふれ出してしまい……。
親子でファンタジーの世界をぜひ、お楽しみください。そして、「このきいろ、みどりってあの魔法使いさんが作ったんだね!」と、空想の世界を、どんどん広げてあげてください。
(棒田 明子) |