恐竜が地球にいたのは、2億年以上も前のこと。だから恐竜を見た人は誰もいません。でも、ある日ぼくは恐竜になった夢を見ました。水色のディプロドクス。跳ねまわったり吠えたりして、いろんな恐竜に会いに行きます。
次々に登場する恐竜たちは、フェルトと刺繍で描かれて色鮮やか。ビーズやスパンコールの皮やウロコも、とてもきれい。たくさんの恐竜の姿をながめているだけでも楽しい気分になってしまいます。登場した恐竜の名前と特徴を本の最後で解説してくれているのもうれしい。
恐竜がいた時代の生き物のうち、トンボやカメ、そしてカタツムリは、今とほとんど変わらない姿をしていたのだそうです。おやおや、だからかな? どうやら「ぼく」と一緒にカタツムリが恐竜の世界に行っていたようですよ。どの場面にもこっそり隠れて「ぼく」を追いかけているから、探してみてくださいね。
(雪 朱里)