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いずみが森のカラスのパンやさん夫婦に、かわいい4羽の赤ちゃんが生まれました。白いカラスは、おもちちゃん、黄色いカラスはレモンちゃん、赤いカラスはリンゴちゃん、茶色のカラスはチョコちゃん。
お父さんカラスも、お母さんカラスも一生懸命働くけれど、子どもたちの世話は大変!パンは焦がしてしまうし、お店の掃除も行き届きません。パン屋さんはお客も減って、暮らしもどんどん貧しくなっていきます。でも、子どもたちのアイデアでおもしろい形のパンをたくさん作ったところ、パン屋さんは大繁盛。
カラスの一家が家族で助け合ってパンを作る様子は、ほのぼのとしていて、あったかい気持ちになります。子どもの世話に追われているお父さんお母さんカラスの気持ちが痛いほどよくわかるので、大人は思わず応援したくなってしまいます。
いろんなパンがずらりと並ぶページは、大人にも子どもにも、大人気。見開きいっぱいに、なんと82種類のパンが登場します。ぶたパンに、じどうしゃパン、おちょうしパン、サボテンパン、とんかちパン。だるまパン、かみなりパンもありますよ。「これも食べたい」「あっちもいいな」と子どもたちは大喜びです。自分が食べたいパンを手でつまんで、お口に運んで、パックパク。子どもたちはたくさんのパンに夢中になって、このページからなかなか先へは進めません。
後半の場面では、大勢のカラスたちが登場します。その一羽一羽の表情は、とても個性的でユーモラスですので、じっくりと観察して下さい。もみ上げの長いカラスに素敵な帽子をかぶった貴婦人カラス、結婚式の途中のカラスもいれば、テレビ局のカラスもいます。車が大好きな子どもには「消防車」や「救急車」が登場するのも嬉しいですね。何度読んでも、飽きることがない工夫でいっぱいです。この絵本を読んだら、きっとパンが大好きになるでしょう。「パン屋さんになりたい」と思う子もいるかもしれませんね。
子どもの頃「カラスのパンやさん」が大好きだったというお父さんお母さんもいっぱいいるでしょう。ぜひ、自分のお子さんといっしょに、この絵本を楽しんでください。 |