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ずっと絵本作家になりたかった
小さいころから、ずっと絵本作家になりたかったんです。物心ついたときからで、きっかけは思い出せませんが。
絵本は小さな頃から好きでしたね。誰かが絵本を読んでくれたということはよく覚えていないけど、絵本は家にたくさんありました。だいたいは母が選んでくれたものでした。いつでも手に取れる場所にあったので、勝手に自分で取ってきては読んでいました。
途中で「美容師になりたい」「服を作る人になりたい」と思ったこともありましたが、何かを「作る」ことという点では変わらないです。
絵本への興味を探っていくうちに「子ども」にたどり着いて、「子ども」を勉強していくうちに、映像に行き着き、やがて、子ども向けの映像やおもちゃ、仕掛けものに興味を持ち出して、最後はやっぱり「絵本」に戻ってきたんですよ。
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| 子どもの頃、読んだ本を今も大事にしているそうです。 |
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「colobockle」への転身
大阪の大学を出て、東京の映像事務所で3年間働いていました。そこでは、自分でシナリオを書いて、イラストレーターさんに絵を描いてもらい、その絵に動きをつける、という仕事をしていたんです。
でも、シナリオのイメージに合ったイラストレーターさんを探すのに一苦労で・・・。自分で描きたいという思いがどんどん強くなってきて、自分で描きはじめたんです。お仕事が少しずつ増えてきたので、独立してフリーになりました。
「colobockle」というのは、アイヌ語の「コロボックル」からとっています。蓮の下の妖精という意味なんです。「コロボックル」という響きもいいし、子どもも覚えやすいんじゃないかなって。なんとなく聞いたことはあるけど、どういう意味か分からないし、男の人か女の人かも分からない、何だか意味不明なところがいいなと思ってつけたんです。
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絵本への強い思い入れ
映像だけでなく、実際に手に触れられるものにも興味があったんです。雑貨にしても、絵本にしても、頭の中では映像のように動きがあるんですが、一つの形として作るということが面白いなって思って。
絵本は、ずっと描きたいと思っていました。でも、思い入れが強かったので、なかなか描けないでいたんです。絵本はずっと残るかもしれないものだし、「ちゃんとしたものでなくては世にはだせない」って。
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| アニーのちいさな汽車 学研 colobockle/作・絵 |
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「アニーのちいさな汽車」が、私のはじめて手がけた絵本です。もともとは「Pooka」(絵本雑誌)の綴じ込み絵本で、当初は 8ページという短いものだったので、繰り返しの法則があるものが面白いなと思って、作りました。
この絵本に関しては、迷いがなく、とても素直にかけましたね。「この森へ行ってみたい」「この町へ行ってみたい」絵本の中に入ってしまいたいような、そんな気持ちからお話が自然と生まれてきたんです。
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「作って遊べる」ものをやってみたい
「ニノのまち」は、出版社から工作の絵本を作ってほしいと依頼があって作ったものです。こんな本を作れたらおもしろいなという思いは、ずいぶん前から持っていましたね。自分自身、仕掛けものが好きなので。
「作って遊べる」というのは、自分が小さいときにやってみたかったことなんです。 昆虫やザリガニなど、私が小さいときに描いた絵を、母が全部とって置いてくれたんです。 |
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「ニノのまち」には、町が作れる紙工作用の型紙と
大きな地図がついています。お部屋に飾っても素敵です!! |
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その絵を見ると、自分が描いた絵なのに「天才かも」って思ったりして・・・(笑)。 見ていると、制作意欲が湧いてくるんです。今でも、子どもの頃の記憶や、遊んだもの、身近だったものがモチーフになることは多いですね。
私には子どももいないし、周りにもいないけど、子どもと直に接して、率直な反応や意見が知りたくて、ワークショップも開いているんです。 |
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遊び心のあるものを作りたい
私の場合は、テキスタイル・柄をクレヨンやアクリルで描いて、それをコンピュータで取り込んで、コラージュ(貼り絵)をしています。映像を作っていたときに、目とか鼻とかを分けて素材作りをしていて、そこから貼り絵のように描くのもいいなって思ったんです。ボタンだとか、はっぱとか、実写のものが入ったり、一枚の絵の中にいろんな要素があるので、想像が膨らむんじゃないかなって。
一枚の絵から、いろいろな想像が広がっていくような、「入り口」になるといいなって思います。絵本やイラストだけじゃなくて、雑貨も同じです。実は、雑貨にも一つずつ、ちょっとしたお話をつけているんですよ。遊び心のあるもの、楽しいものになるようにって。
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築40年以上たつ一軒屋を改装しお店に
今までは自宅をアトリエとしても使っていたんですが、手狭になったので、新しくアトリエを探すことになって・・・。偶然立ち寄った中目黒で、築40年以上たつ一軒屋に出会ったんですよ。
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最初はお店を出したいという思いはなかったけど、駅からも近いし、一階だし、お店を開いたらいいんじゃないかという意見もあって、「じゃあ、やってみようかな」と思って。一軒屋を自分で改装してアトリエとお店を作ることにしたんです。
お店に来る方は、若い方から、お年よりの方まで。子ども連れの方もいます。遠くから来てくださる方も多いですね。
ほかの雑貨屋さんにも、ポストカードとか、colobockleの雑貨を卸してはいますが、ハンドメイドの雑貨は制作にかける時間がなかなかとれなくて・・・。今はcolobockleのサイトと、このお店と、私の手の届く範囲で活動していますね。 |
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気になる今後の予定は・・・?
個展はしばらくお休みして、制作に専念するつもりです。
ゴールデンウィークあたりに、新風社から仕掛け絵本がでます。男の子と女の子の兄妹が家の周りを散歩しながら、いろんな動物たちを数えてゆくというお話です。著者の方は60歳くらいのおじいちゃんで、私は絵を担当します。ページのまん中が切れていて、上のものと下のものを合わせて楽しめる仕掛けつきです。 それから、6月には、ブレンディのCMに登場する「じっくりおまめさん」の絵本も学研からでます。「アニーのちいさな汽車」第2弾、「ニノのまち」第2弾も、現在製作中なんですよ。
絵本以外では、月刊誌の表紙や東急電鉄のPRポスターも描いています。映像を作る仕事も進行中です。まだ企画段階ですが・・・。これからも映像は作っていきたいと思っています。いつか、「子ども向けのテレビ番組をやってみたいな」という夢もあるんです。
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●colobockleさんの絵本と作品集 *ブックサービスで購入することができます。
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colobockle
立本倫子(たちもとみちこ)さん
HP:http://www.colobockle.jp/ |
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1976年金沢生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業。
東京の映像制作会社で3年間勤務後、フリーに。
「子ども」をテーマにし、遊び心に富んだ素敵な世界を繰り広げる。グラフィックデザイン、イラストレーションを中心に映像、クラフト(雑貨)アーティストとしても活躍。現在、中目黒に“Colobockle shop”を構え、自身の絵本、ステーショナリー、ハンドメイド雑貨を販売している。 |
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【主な活動】
・ブレンディー(AGF) CM「じっくりおまめさん」 絵本キャラクターデザイン
・東急電鉄PRポスター
・季刊誌『Pooka』(学研)連載 音符のお話きいてごらん<童謡制作>
・公募ガイド 連載『colobockleの選ぶ見開き絵本』
・NHK『ドイツ語講座』テキスト表紙
・日本児童図書出版協会『こどもの本』月刊誌表紙
・『み・つ・け・た』(フレ−ベル館)月刊誌表紙
・アルク『こども英語』月刊誌 表紙
・「PARCO KIDS」 ポスター、ノベルティーデザイン
そのほか、雑誌や広告、CDジャケットデザイン、プロダクトの企画や
幼稚園へ配られる文具のイラストや絵本など、幅広く活動。 |
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取材を終えて
お店にあるフェルトでできた時計も実はcolobockleさんの手作り。
不器用でセンスのかけらもない私はビックリ!!
工作絵本も出したcolobockleさんに 「手作りを子どもと一緒に楽しむには、どうしたらいいんでしょう?と聞いたところ・・・ 「やっぱりお父さん、お母さんが楽しんで作っていると、子どもたちも楽しいのかなって思います。」とのお答えをいただきました。
絵本を読むときも、おもちゃで遊ぶときもみんな一緒ですよね。colobockleさんの絵本にも、大人の心を笑顔にする素敵な魅力が詰まっています。 今年発売される絵本も楽しみ!これからも素敵な作品をお待ちしています。 |
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colobockleさん のワークショップ
「王様の冠を作ってあそぼう!」に参加してきました!!
3/13(日)colobockle shopにておこなわれた「王様の冠を作ってあそぼう!」に、私、棒田と5歳になる息子と参加してきました。
広いテーブルの上に、いろいろな模様の紙と大きなはさみ。子どもたちは、colobockleさんの作った冠をお手本?に、好きな模様、好きな形の冠を、とっても楽しそうに作っていました。
人数も6人と、ほのぼのとしたワークショップ。
数日後には、とってもステキなお便りが届いて、息子は大喜び!! おすすめです!!
編集長 棒田明子
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