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フランシスのいえで |
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ラッセル・ホーバン/作 リリアン・ホーバン/絵 まつおかきょうこ/訳 |
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好学社 |
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1,020円(税込) |
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ママは妹のグローリアのお世話に夢中。自分だけに注がれるはずだった、パパとママの愛情が妹に奪われたような、寂しさからでしょうね。フランシスはなんと「家出」を決心することにしたのです。
家出といってもご安心を。
フランシスはまだまだ小さな子ですから、リュックサックに荷物をつめて、家出した先は、台所のテーブルの下」だったのです。
もし私がフランシスのパパ・ママだったら…、「何よ!そんなところに隠れて!」と頭ごなしに叱ってしまうかもしれません。でも、フランシスの両親の対応はとても素晴らしく、胸を突かれるようでした。
わざとフランシスに聞こえるように、フランシスの噂話をするのです。
例えば・・・
なんだか わすれものを したみたい」
「フランシスが いつも うたっていた うたが, なつかしいねえ」
「フランシスがいなければ, もう うちじゃありませんわ」
「フランシスみたいな おねえさんを もって, こんどの
あかちゃんは, なんて うんが いいんでしょう」
パパとママの会話を聞いて、フランシスは、黙って「家出」を続けていられなくなったみたいです。電話をかけるふりをして、もうすぐ家出から帰ることを両親に告げます。
妹への小さな嫉妬と寂しさから「家出」を決意した、フランシスの気持ちを理解し、大きな愛情で包み込みます。家出から戻ってきたフランシスを抱きしめるシーンでは、目頭が熱くなりました。
フランシスの両親のように、子どもの気持ちを受け止めて、温かく見守ってあげられたらいいなと思いました。
これからお兄ちゃん・お姉ちゃんになる子、お兄ちゃん・お姉ちゃんになって寂しい思いをしている子に、一緒に読んであげてください。そして、照れくさいかもしれないけど、パパ・ママの愛情を伝えてあげてくださいね。
鉛筆で描かれた柔らかなタッチの線と、パステルピンク・イエローなど、ふわふわと淡い色彩が、温かいストーリーにとてもよく似合っています。ホッと心の落ち着く絵本です。
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