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サンタ・クロースからの手紙 |
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J.R.R.トールキン/作 せた ていじ/訳 |
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評論社 |
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1,470円(税込) |
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現在、映画化されて話題となっている長編ファンタジー『指輪物語』の作者トールキンは、かつてクリスマスになるとサンタクロースになりすまし、自分の4人の子どもたちにイラスト付きの手紙を毎年送り続けていました。この絵本は後年その手紙を集め、三男夫人の手によって編集され完成したものです。
北極に住むサンタ・クロースはクリスマスが近づくと、助手の北極熊のいたずら好きとおっちょこちょいに悩まされながらも、子どもたちへの贈り物の準備に大忙しです。北極熊のすることと言ったら、ある時は北極柱(ノース・ポール)によじのぼって真ん中から折り、落ちて大けがをし、またその翌年には二年分のオーロラ花火を一度に爆発させてしまって、星は位置がずれ、月は4つに割れて大変なことになる始末。こんなことが毎年続くので、まったくサンタ・クロースは苦労がたえないのです。
手紙に添えられていたたくさんのイラストは色とりどりで美しく、また熊の仕草などは思わず笑みを浮かべずにはいられません。サンタになりすましてふるえる字で書かれた直筆の手紙も、そのままいくつか転載されています。家庭内でのプライベートな楽しみであったはずの書簡集ですが、トールキンの子どもたちへの深い愛情と、英文学に対する憧憬、豊かな才能を感じさせる本です。
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