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絵本は、子どもに読んであげるものです。子どもはお話を聞きながら、心ゆくまで絵を見ます。また、繰り返し読んでもらううちに、イメージが形成されていきます。
どんな絵本を選ぶかも大切ですが、まず子どもに読んであげる時間を確保することが先決。
そして、読む人の好きな絵本を選ぶことも大切です。なぜなら好きな絵本は、読み聞かせの時間を楽しくしてくれますから。とはいえ、子どもにもそれぞれ好みがありますから、身近に図書館があったら、まずいろいろな絵本を借りてみるのもいいでしょう。子どもが繰り返し「読んで」と言う本があれば買う、というのがいいと思います。迷うときは、ロングセラーを選ぶのもひとつの手。時代のふるいにかけられ、生き残ってきた絵本には、それだけの魅力があります。
文や絵を書いた人の名前が書かれていない絵本、製本が粗雑な絵本はさけましょう。幼い時こそ、まごごろこめて作られたものに触れられるように。
絵本の世界を楽しめること、わくわくできること、がなによりです。しつけや教えこみの意図があれば、子どもは見抜いてしまい、楽しめません。
おもしろいと感じることを大切に
対象年齢が裏表紙や帯に書かれているものもありますが、あまりとらわれないで、おもしろいと感じることを大切にしましょう。ハッピーエンドであることも肝腎です。
絵を追うだけでもストーリーがあらかたわかるのが、絵本の絵に大切な要素です。
子どもは、絵を驚くほど細部まで見ます。うわべだけ甘くかわいらしい絵、文と食い違う絵は、子どもの信頼を得るのが難しいものです。キャラクター絵本に子どもはひかれがちですが、テレビと絵本は性格が違うので、慎重に。
日本語のリズムを踏まえて作られた、耳に心地よい文がよいでしょう。声に出して読んでみると、いいかもしれません。すぐれた絵本は、子どもが理解できることばを選びぬいて使っています。翻訳絵本の場合も同じです。またほんの少し、耳新しいことばが混じるのも、子どもにとって楽しい体験となります。
協力:安曇野ちひろ美術館
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