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赤ちゃんのおむつを取り替える時におむつに付着した尿の色がいつもと違うことに気づくことがあります。赤ちゃんの尿の色は普通は透明感のある黄色です。赤ちゃんの尿の色が変化する原因については詳しく次の章に述べます。赤ちゃんの尿の色に変化が見られる場合、赤ちゃんが元気で機嫌が良く、よく飲みよく眠り、他に変わったところがなければあわてる必要はありません。
新生児早期、つまり生後1週間あるいはその後しばらくは生理的に、黄疸の強い時期ですので、赤ちゃんの尿は濃い黄色(褐色)になるのが普通です。
脱水などで体の水分が不足しているときには尿の色は濃くなることを覚えておいて下さい。母乳やミルク以外の食事を離乳食として取ることの出来る6カ月以後では食事中の色素が尿中に出てくることにより、尿の色が変化する場合があります。
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赤ちゃんが病気や発汗過多が原因で水分が足りなくなると尿の色は濃い黄色になります。脱水症がひどいと尿の量や回数が減り、赤ちゃんの機嫌は悪く、発熱、うとうと状態、興奮などの症状が見られます。すぐに小児科を受診しましょう。
生理的に(皮膚や白目が黄色くなる状態)が強い新生児期には赤ちゃんの尿は褐色になります。 生後1カ月が過ぎても黄疸が強い場合には大抵は母乳中の成分が原因となる母乳性黄疸が原因です。しかし、稀に胆道閉鎖症、新生児肝炎の可能性があるので、小児科で検査を受けて下さい。
尿が赤い場合にはまず薬、人工甘味料、着色剤による可能性を考えます
(表1)。母乳やミルク以外に赤ちゃんが食べたり飲んだりしたものをチェックして下さい。その上で、小児科を受診して下さい。
赤ちゃんの頃に慢性あるいは急性の腎炎になることはたいへんに稀です。尿の検査で血尿が見られる場合は重症の腎炎、腎嚢胞、溶血性尿毒症症候群などの場合です。このような病気があるとかならず他に症状がみられます。薬が血尿の原因になることがあります。(表2)
尿の色は赤くないのにおむつに赤い砂のようなものがたくさん付着している事があります。これは尿酸の結晶です。正常でもしばしば見られます。極稀に尿酸の代謝異常症がかくれていることがあります。
黒褐色の尿ではアルカプトン尿症、青い尿では青色おむつ症候群、紫色の尿では先天性ポルフィリアなどの先天性代謝異常症が疑われます。
コーヒーや紅茶色の尿は薬や食べ物が原因となったり(表3)、激しいけいれんの後に見られることがあります。赤血球が壊れて中のミオグロピンが血液に漏れ、尿に出てくる場合(へモグロビン尿)や、筋肉細胞が破壊されてオグロピンが血液に漏れ、尿に出てくる場合(ミオグロビン尿)です。
発熱、嘔吐が見られる時に尿が白くなったり赤くなったりする場合には腎盂腎炎などの尿路感染症を疑います。 入院治療が必要です。 尿の黄色がいつも薄く、尿の量が異常に多く、水分を欲しがり、ときどき熱を出すような場合には尿崩症の可能性があります。検査と治療が必要です。水を多量に飲む人が家族にいないかもチェックして下さい。
表1 赤色尿の原因物質
アセトアミノフェン
アンチピリン
アザチオプリン
ジフェニルヒダントイン
胆汁色素
鉛
メシル酸デスフェロキサミン
へモグロビン
ベンゼン
フェノールフタレイン
フェノサイアジン
ピリジウム
ミオグロビン
リファンピシン
ローダミンB
赤大根(ビート)
キイチゴ
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表2 血尿の原因となる薬剤
*アンピシリン *メチシリン *ペニシリン
*アスピリン *インドメサシン *フェナセチン
*アンフォテリシン *サイクロフォスファマイド
*クロールプロマジン *クロールサイアザイド
*コルヒチン *ステロイドホルモン *サルファ剤
*抗凝固剤
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表3 へモグロビン尿の原因物質
*アニリン色素 *一酸化炭素 *クロロホルム
*ナフタリン *蓚酸 *フェナセチン *フェノール
*リン キニン *サルファ剤 *そらまめ
*マッシユルーム
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