尿の回数と量が減るの原因のほとんどは風邪や胃腸炎のために水分摂取量が減ったり嘔吐・下痢のために水分が体から失われた結果によるものです。
赤ちゃんはしばしばお母さんと同じ風邪をひくことがあります。その場合、お母さんには気持悪い、吐き気がするなどの消化器症状が見られますが、実際に吐いたりすることはそうしばしばではありません。ところが、同じ風邪をひいた赤ちゃんの方には、吐いたりひどい下痢になったりして水分をより失う傾向が見られます。赤ちゃんは脱水になりやすいことを覚えておいて下さい。このような脱水が起きないように、特に赤ちゃんの病気の時には水分をこまめに少量づつで良いから赤ちゃんに与えるように心がけて下さい。
尿の量や回数が減る病気にはその他に
1)先天性あるいは乳児ネフローゼ症候群、
2)溶血性尿毒症症候群
などがあります。いずれも大変に珍しい病気です。
ネフローゼ症候群では顔や足に浮腫が見られます。お腹は腹水のために蛙のお腹のようにふくれてきます。浮腫が著しいと呼吸が苦しくなります。また、先天性心奇形による心不全では母乳やミルクが飲めなくなり尿量や尿の回数が減少します。
逆に、尿を濃くして水分を腎臓から体に取り込む働き(尿濃縮カと呼びます)が低下している病気では、尿の量や排尿回数は増加します。薄い尿が大量に出るために、赤ちゃんはしょっちゅう水分を欲しがります。水分が不足して高熱が出たりします。尿崩症、シスチン症、尿細管性アシドーシス、尿細管機能障害を合併する腎不全などが原因です。