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病気とけが
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タイトル 尿の量、回数

赤ちゃんは生後6カ月までは最高で1日に15−20回、6カ月から1歳までは15回、1歳から2歳までは12回も排尿しています。
尿量を測定する機会はあまりないと思います。正常の赤ちゃんの1日尿量は生後1、2日は30-60mI、3-10日は100-300ml、10日-2カ月は250-400ml、2カ月-1歳は400-500mI、1-3歳は500-600mI程度です。飲む母乳やミルクの量や食事の量、気温(汗の量に影響する)等により尿量は変化するのが普通です。
病気(風邪、胃腸炎など)で母乳やミルクの飲む量が減ったり、嘔吐や下痢で体の水分を失ったりなど、赤ちゃんは大人に比べ脱水症になりやすいのが特長です。体の水分が不足すると腎臓は尿の量を減らし濃い尿を作り出します。その結果、脱水症の赤ちゃんは尿の回数と量が減り、濃い色の尿になります。赤ちゃんが風邪をひいたり、胃場炎(嘔吐、下痢)にかかったときには水分摂取量と尿の回数などに注意して下さい。できればそれらを記録しておくことが望ましいでしよう。

尿の量と回数が異常なときに考えられる病気

尿の回数と量が減るの原因のほとんどは風邪や胃腸炎のために水分摂取量が減ったり嘔吐・下痢のために水分が体から失われた結果によるものです。
赤ちゃんはしばしばお母さんと同じ風邪をひくことがあります。その場合、お母さんには気持悪い、吐き気がするなどの消化器症状が見られますが、実際に吐いたりすることはそうしばしばではありません。ところが、同じ風邪をひいた赤ちゃんの方には、吐いたりひどい下痢になったりして水分をより失う傾向が見られます。赤ちゃんは脱水になりやすいことを覚えておいて下さい。このような脱水が起きないように、特に赤ちゃんの病気の時には水分をこまめに少量づつで良いから赤ちゃんに与えるように心がけて下さい。

尿の量や回数が減る病気にはその他に
1)先天性あるいは乳児ネフローゼ症候群、
2)溶血性尿毒症症候群

などがあります。いずれも大変に珍しい病気です。
ネフローゼ症候群では顔や足に浮腫が見られます。お腹は腹水のために蛙のお腹のようにふくれてきます。浮腫が著しいと呼吸が苦しくなります。また、先天性心奇形による心不全では母乳やミルクが飲めなくなり尿量や尿の回数が減少します。
逆に、尿を濃くして水分を腎臓から体に取り込む働き(尿濃縮カと呼びます)が低下している病気では、尿の量や排尿回数は増加します。薄い尿が大量に出るために、赤ちゃんはしょっちゅう水分を欲しがります。水分が不足して高熱が出たりします。尿崩症、シスチン症、尿細管性アシドーシス、尿細管機能障害を合併する腎不全などが原因です。


筆者:五十嵐 隆
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