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病気とけが
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タイトル 鼻水・鼻詰まり

こどもの鼻水・鼻詰まりは小児科の診療では最も多い訴えの一つです。生後すぐの乳児から、どんな年齢の子供にも鼻水・鼻詰まりがみられ、その原因はいわゆるかぜ(風邪)といわれるウイルス性の上気道感染によることがほとんどですが、最近はアレルギー性鼻炎が増加の傾向にあります。健常な乳幼児はふつう一年に数回から10回以上もかぜをひき、鼻水・鼻詰まりに悩まされます。

ここで鼻腔の機能について説明します。
鼻腔は呼吸道の入口に位置し、吸気・呼気に際して気流量を調整したり、吸入外気の加温・加湿、くしゃみ反射を司っています。また繊毛の作用によって浮遊塵り吸着・濾過を行ったり、鼻汁中の酸素や免疫グロブリン(分泌型IgA)による液性防御にも与っています。したがってさまざまな外来刺激を最初に受けて炎症が惹起されると考えられています。

つぎに鼻詰まり(鼻閉)について説明します。
乳幼児では鼻詰まりの訴えが無いので、母親が症状を具体的に口呼吸、夜間の呼吸障害、鼻をならす、いびきなどとして訴えた場合に鼻詰まりとしてとらえられます。成人では鼻閉は口呼吸によってかなり代償されますが、口腔・咽頭の乾燥、炎症易罹患、睡眠障害などで悩まされます。乳幼児は口呼吸が下手であるため、鼻詰まりは呼吸障害として対処しなければなりません。哺乳障害も起こり、全身に与える障害の程度は重大です。睡眠時に意識して口呼吸をするようなことはなく、狭い鼻腔を通して呼吸しようとするので換気障害がおこり、睡眠も妨げられることになります。

鼻水・鼻づまりのときに考えられる病気

  1. 鼻炎
    感染性鼻炎(ウイルス性、細菌性)
    非感染性鼻炎
    アレルギー性(季節性、通年性)
    非アレルギー性通年性鼻炎(好酸球性、非好酸球性)
    刺激性(喫煙、化学物質、局所性点鼻薬、コカイン)

  2. 鼻内異物

  3. 副鼻腔炎

  4. 脳脊髄液漏
    骨欠損症(特発性)
    外傷性

筆者:薦田 房子
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