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水泳は気管支喘息の患者さんにとって運動誘発性気管支喘息発作がおきにくいスポーツです。 理由はいくつか考えられていますが、水面すれすれで呼吸をするときには吸気(吸う息)の湿度が十分にあって気管支内が乾燥しないことが大きな理由と考えられています。しかし水泳でもその患者さんの運動能力を超えて無理矢理やったときには、陸上と同じように運動誘発性発作はおきます。けれども陸上に比較してその限界が上にあるため、かなりの運動量でも知らないうちにこなしているわけです。
そして水泳は短距離走と違って酸素を取り込みながら行う運動ですので呼吸器の機能を増すのにはよい運動です。さらに年少の子どもにとっては(年長でも実はそうですが)自分の呼吸運動をいやおうなしに意識させられ、リズムを持った呼吸法を体得するのによいと思います。本人が極端に嫌えば無理強いすることはありませんが、ごく幼いときから水泳を定期的にやることは気管支喘息の治療にとっても良いことと思います。
その場合、気管支喘息について知識を持っている、あるいは気管支喘息を持っている子供を教えたことがある指導員のいる水泳教室がよいと思います。最初から競泳を目的とした教室は負担が大きいでしょう。せっかく水泳を通じて運動することの楽しさを味わってもらいたいのに、かえって運動嫌いになりかねません。ですからのんびりと楽しく参加できる水泳(教室)がよいと思います。そして室内プールでは消毒に用いている塩素があまり多くないところが好ましいと思います。実際にプールサイドに立つ機会があれば、空気中の塩素をどれだけ感じるか、あるいは周りの人の評判を聞いてみるのも良いでしょう。
運動誘発性喘息があるためにややもすると引っ込み思案になり、運動そのものは嫌だと思ってしまうことが多いのですが、水泳は先に述べましたように、他の種目に比べると発作誘発が少ないので、経験させることはよいと考えます。
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