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病気とけが
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タイトル アレルギーって何でしょう

言葉というものは面白いものである言葉が多くの人に使われると、それがいつのまにか独り歩きをしてもともとの意味合いが広がったり或いは間違って使われたりします。
アレルギーという言葉はもちろん医学用語ですが、一般的には少し広い意味に使われているようです。つまり核アレルギーに代表されるように何かに対して拒絶反応を示したり、いやな感覚または感情を示すときにも用いられます。ここで少し歴史的なことを振り返ってみます。

もともとアレルギーという言葉は新たに作られた言葉です。ギリシャ語の allos と ergon という言葉を合わせてアレルギー、allergy が作られました。意味は、allos が異なった、ergon が反応するという意味がありますので併せて「変化した反応性」と訳せます。

人の体も、他の動物もそうですが、免疫の仕組みがあります。これはからだの中や或いは外から入ってきた自分とは違うもの(異物)に対して血液の中の白血球や抗体と呼ばれる蛋白質がその異物を認めて反応する仕組みです。その反応は時に自分にとって不利な反応になってしまうことがあります。それをアレルギー反応といいます。

そしてこのアレルギー反応は普通I型からIV型までの4種類に分けて考えられます。一般的にアレルギーというとI型のアレルギー反応を考えます。これは特殊な抗体(IgE抗体)と、それが表面に結びついているマスト細胞(肥満細胞とよぶこともあります)という特別な細胞、そして IgE 抗体と結合する抗原、この3者があって初めて起こる反応のことを指します。

典型的なI型アレルギー反応は、たとえば卵に敏感な人がそれを食べると出てくる蕁麻疹、またはスギの花粉に敏感な人が、花粉を吸い込んで起きるくしゃみ、鼻水の症状、さらに室内塵中のダニ抗原に対して敏感な人が、大掃除などで大量にダニ抗原を吸い込んで咳やゼーゼーヒューヒューいう喘鳴、そして息が苦しくなる反応などです。
抗原と特異 IgE 抗体が結合してマスト細胞に刺激を与えて、マスト細胞から様々な化学伝達物質というものが遊離されてきます。その代表はヒスタミンですが、そのほかにもロイコトリエンなどがあります。このような化学伝達物質が皮膚や鼻の粘膜或いは気管支で直接働きを示してこのような症状を引き起こすのです。


著者:岩田 力
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