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病気とけが
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タイトル 切り傷・すり傷など
傷には、切り傷、裂き傷、すり傷、刺し傷があります。

出血をまず止めながら、傷をみてみます。

  1. 傷の状態をみる
  2. 傷の種類と対処のしかた
1. 傷の状態をみる

浅く、小さな傷で、しかも傷口がきれいな場合以外は、医療機関で診察をうける必要があります。

ある程度の深さ、大きさがあれば、傷をきれいに消毒して、ステリスティップスのような清潔なバンソウコウでとめたり、必要なら縫ってもらう(縫合/ほうごう)必要があります。
傷を受けて6時間もすると傷口の組織は死んでしまい、縫い合わせても付かなくなってしまうだけでなく、感染の温床にもなってしまいますので、6時間以内に処置をしてもらう必要があります。

傷がどろや砂で汚れていれば、ブラシでこすったり(ブラッシング)して汚れをとらないと、なおっても砂が皮膚の中に残ったり(外傷後入れ墨)、感染をおこしたりして傷のなおりが悪くなります。
とくに、破傷風の感染は危険ですので、三種混合の予防注射をしてなかったり、最後に接種してから10年以上たっている場合には、破傷風トキソイドという注射をして予防することが望まれますので、必ず医療機関を受診して下さい。

けがの部位より先の手指などが動かせなかったり、感覚が無くなったりする場合は神経がきれていることが考えられます。整形外科医の診察を受ける必要があります。

顔などの傷は跡をキレイになるようにする必要がありますから、形成外科の専門医の治療を受けることが望まれます。
頭を強くうって吐いたり、頭痛がつよかったり、意識の障害をともなう時は、脳外科の診察も必要です。

2. 傷の種類と対処のしかた

(1) 切り傷

シャープなもので切れた傷で、出血量が多くなりがちです。
まず圧迫止血をしてから、傷をよく見てみます。
創面がきれいで、浅く小さなものであれば、消毒をして傷の面をしっかり寄せ、傷に垂直な方向にステリスティップのような清潔なバンソウコウでとめておけば、数日で傷はくっつきます。
深い場合は、神経や血管を切断している可能性がありますので、必ず診察を受けて下さい。
(2) 裂き傷
傷がギザギザしているので、圧迫止血し、消毒をして、形成外科などの専門医の治療を受ける必要があります。
(3) すり傷
皮膚の表面がけずりとられ、神経の末端(まったん)が露出するので痛みが強いです。透明な組織液がにじみだしてくるのが特徴です。
砂やアスファルトなどで傷が汚れていれば、なおりにくかったり、なおっても砂などが残って入れ墨のようになってしまうこともあります。ブラッシング(清潔な歯ブラシなどで傷をこすって、汚れを完全に洗い落とすこと)をする必要がありますので、形成外科などの専門医に処置してもらわなければいけません。
(4) 刺し傷
傷口は小さくとも、深くまで達して内臓などを傷つけていることも考えられます。
あわてて刺さったものを抜くと大出血につながる危険もあるので、そのままで救急病院を受診して下さい。


傷を完全にきれいにしにくいので、感染の危険が高くなります。場合によっては、抗生物質を予防のために飲むこともします。傷のところが、赤くなったり、痛みが強くなったり、腫れたり、膿(うみ)のような分泌液がでてくる時は、傷口に細菌感染が起こったことが考えられます。
必ず、医療機関を受診しなければいけません。


著者:遠藤 泰弘
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